信念を曲げてでも

宮廷女官チャングムの誓い*1、総合テレビ放映になってからときどき観ている。
主人公の老ボスであるチェゴサングン、直属のボスであるハンサングンの聡明でかつ誠実な*2描かれ方に打たれる。
チェゴサングン氏は今回、人の口に入る料理を権力のために利用するのは絶対に許せないと、大ボスである女官長にもきっぱりと反意を表すし、自身もダメージを負うとわかっていてもコトの白黒をはっきりさせようと主張して譲らない。それでもついには、無実の一人を救うために、そこまでの強い信念を曲げて行動するのだった。
ハンサングン氏の独白の台詞、「おろかな子ね。でもおろかだからこそ愛しい。お前はその一途さゆえにこれから苦労するだろう。そして私はそういうお前に振り回されるだろう。それでいい。そうやって生きていきましょう」と。
 
このふたつの態度を記しておきたいと思った。とてもレベルの違う話だけれど、自分がどうするかを考えていた。
 
こんなドラマを生む韓国もすごいが、これがちゃんと人気になる日本だって捨てたものじゃない、とも記しておきたい。

*1:http://www3.nhk.or.jp/kaigai/gtv/chikai/

*2:クレバーの対極と思える