六群比丘

バスを待つ間に考えごとをしていて、ふと「六群比丘」のお話が思い浮かんた。
 
お釈迦さまの弟子に、六群比丘という、しばしばよろしからぬおこないをする連中がいたという。お釈迦さまは破門はせずに置いていて、ことあるごとに彼らを叱ったが、それでも比丘らは悪行をやめず、ずーっとそのままだったらしい。
調べると、この比丘らは、お釈迦さまが入滅されると、これでもうウルサイことを言う人がいなくなったーなんて喜んだらしく、そんな彼らの所為で(おかげで)戒律がつくられることになった、とも読んだ。
 
六群比丘のことは、昨秋、ある質疑応答のとき、喩え話として聴いて、知ったのだった。
質問されていたポイントは、聴く人がいる所為で問題が助長されることがあるというが…というものだった。