名前

花の名前

花の名前

 
春に、『雨の名前』『風の名前』『花の名前』という3冊を買った。
 
随筆があったり詩があったりもして、辞書のようではないけれど、知らなかった名前や、由来を調べることもできる。
このごろ、季節の事象のとても具体的ないちいちにひかれる。そして親しくなりたい。
 
名前のようなものを知るのは、「分かる」手助けくらいのことと以前は思っていたけれど、相手に近づく手助けになっていたり、それから、足場のようなものを具体的なことに繋げ留まっている手助けにもなるように思う。
 
朝晩のくうきがきゅうに冷えてきた。
処暑の第二候 「天地始粛(てんちはじめてしゅくす)」という頁が、親しく思われる。