傷口をはがすのではなく

すぐれたリーダーのもとで瞑想をする。
 
すぐれているかどうかなどわからないで参加したのだけれど
とことん瞑想して暮らしているひとなのだ、と共に居るすこしの時間でわかってくる。
オーラというのだろうかつくりだすふんいきで、ふるまいで、起こってくるもので、
これはただものではないと思えてくる。
とくべつなことではなくて、むしろ、とてもふつうのくらしに根をはっていることで。
 
傷口をはがすように、かわきかけた傷口からまた血を出すようなふうに観るのではなく、
じぶんを鞭打つように観るのではなく、
傷口がある、そこにふうと息をふきかけ、あら、ふうん、と観る。