スクラップ 暗さ/植木等/結婚

新聞から切り抜き

ベランダの小松菜を照らす朝日のようにひたひたとみんなの心に入り込んでいる (3.30 相談室 明川哲也
 
「人間の弱さを言い当てている」
おだてられてその気になったり、お呼びでないところに出てしまったり、あげくには、ハイそれまでよになってしまったり。人の弱さと浮世の切なさとを、底抜けの明るさで歌い、演じた。(略)
いわば、世の中の「無責任感」を一身に背負うという責任感が、あの笑顔を支えていたのではないか。
 
一緒に暮らす相手が何を考えているかわからないし、向こうも私の気持ちがわからない。それでいいんです。結婚とはそういうものだから。それでも言葉を贈り合い、抱きしめ合うことができる。
横にいつもいて、相手の話をうなずいて聞く。そして相手が自分の手で自分を発見していくプロセスをリアルタイムで見守る証人になる。そういう共同作業なんです。(4.6 煩 内田樹