無愛想

メガネを新調。
行きつけのメガネ店にて。
いつもお世話になっているここの店長さんは、年の頃は私と同じくらいかと思われるが、ニコリともせず、セールストークもせず、どちらかというと仏頂面で無口な人だ。
きょう調整をしてくれながらちょっと話をしていたら「ずっとサービス業なので、(他の)店が開いているときになかなか行けない」とのこと、このメガネ店の前には婦人服の某有名ブランド店に勤めていたとのことらしい。
そういう業種に勤める人のステレオタイプとしては、愛想がよくて、お似合いですよ、とかなんとか勧め上手な人を思い浮かべるのだけれど、ここのSさんはそんなタイプからはかなり遠い。それでも、この人ならば無理に勧めたりはしないなと思えること、見立てのよさ(自分で手にとった以外の提案してくれるものが意外にもじぶんの表現したい雰囲気をつくるものでったりする)、商品知識の的確さ、そのようなものが伝わって、他の店ではなく他の店員さんではなく、やっぱり一度はこの人と相談しながら新しいメガネを決めたい、と思わせられる。
何がいいたいかというと、私自身も、一部の人からであるにしても、顔にもことばにも愛想がなくても、愛想がないままで、安心され信頼されてつきあってもらえるような存在であれたらいいな、と思うことだ。