梅の帯

着物の着付けをあらためて習うことにした。

今日、初回は、半襟つけから。お裁縫で1時間。
バイアス芯を片側だけ先につけて、半襟でそれをくるんでかがりつける。
ひと手間かかるが、なるほどキレイなやわらかなカーブができる。

着付けも感動。
着ている途中も人に見せられるようにと、うつくしい所作。
茶道のように合理的。
左右の手の動きにも無駄がなく、意味のある動きだけをする。
紐は1本だけきつく結び、あとはゆるゆるでいい。
すばやくて、楽、格好良い。
なるほどねえ。

先生は、梅花の帯。
アイボリー色の塩瀬に、薄墨色でおおきな梅の花が浮かんでいる。
直径10〜15cmもあろうか、お太鼓にふたつ、前にひとつ。
霞むような染め、花心は刺繍。
チャコールグレイのような、それに藍もまじったような微妙ないろの結城によく合って、格子柄のシックな長襦袢が見える。
お洒落。ほれぼれ。