ミシン

先週たまってしまった宅配の不在通知、4件の受け取り。

通販で注文していたカーテンも届いた。
この古い公団の窓、既製カーテンだと丈が余ってしまう。
裾あげをしようと、奥深くしまい込んでいたミシンをとりだした。
もう何年も…少なくとも5年以上は…使っていなかったのだけれど、なにごともなくするすると動く。使い方もじきに思い出せた。コンパクトで機能の少ないミシンだけれど、端の始末やボタン穴つくりもできる。目は布におとしたまま、右手の指で速度や停止のボタン操作もできる設計。なかなかすぐれものだ。ほれぼれ。

シンプルななりをした・手に合う・よくはたらく機械。
そういうものは何かにつけて愛らしいなあと思う。
機械をニンゲンの対極のように言うひとたちもいるが、機械は人が人に向けて設計している、人の営みのあらわれ。生活のなかでこんなに愛らしいモノが成るには、その向こうに、使う人の手足の実際のうごきや、人の快さ、うつくしさへの配慮をそそいでくれる人たちがいる。