秋かぜ

日差しはサングラスが要るくらいだのに、自転車で走ると空気が冷たい。清涼。新涼。

絽の半衿をはずして、竪絽の半衿をつけたばかりだったのが、もう出番もないうちに塩瀬が恋しい。
夏の帯や絽目のある帯揚げももう、時ならぬ気がして、すこし無理をしても秋のものを身につけたい。
季節毎の引き出しなどあるわけもないので、あれはどこ、これはどこに仕舞うだの、舞台裏は風情もひったくれもない。

このごろは毎晩、荷造りと発送と。オークションやマーケットプレイスに出品して。フリマのようなものにまとめて出したものも含めると、50をくだらない荷物を減らした今月である。来月から、市のゴミ処理が有料になる(ゴミ袋に課金される)ので、今月は何としてもモノを処分しなくてはならない。

読みさしの本では、オレゴンの砂漠に居る。