2005-10-01 郊外 ヤボ用で郊外の町に出かける。 公共交通手段がほとんどない一帯で道に迷う。 ふるくからあったような路地、あたらしくできたような住宅街。河原ぞいの空き地をひとりで迷いながら歩いている時分に、陽がしずみそうになる。おおきな橙色の太陽。残照。所在なく、ちょっとさびしい。ほんとうに自分が目的地に向かっているのか見当はずれなのか、時間のあるうちにたどりつけるのかわからないままに、ひろさだけある風景のなかに居るのだった。