秋衣

ウールのきものが仕立て上がって届いた。
先月のはじめ京都で購入したもの。単仕立だけれどあたたかくて、今の気候にはまだ早い気がするが、晩秋から冬の間の普段着は、これひとつでよさそう。帯をどうしようか。
 
ようやく衣更え大作業。薄物と単衣の洗いに出すのを括って、夏ものの帯は箪笥の下のほうに、これからの季節の帯を上のほうに。袷のきものに帯合わせを試してみる。薩摩大島に唐花の紬帯。縞に更紗柄を染めた紬にネコ柄の帯。帯揚げのちょうどよいのが欠けている。夜が更ける。