リアルな暮らし

クリスマス休暇を家族と過ごした。
何年ぶりだろう。いつもならば、雑事にかまけてひとりで過ごすか、ワークショップやリトリートに参加したりしている時期だ。
今年も、あるリトリートに参加しようかと迷っていたのだが、仕事の休みもお金も都合がつかなくて、いや、何としてでも都合をつけようとまでしなくて、それよりも家族と過ごそう、と決めた。ふつうに雑事があり、ちいさく葛藤することもあり、でも、とてもよかったと思う。
 
7年周期×2くらいのあいだ、たくさんのワークショップやリトリートに出た。
トランスパーソナル系、瞑想系、ボディワーク系、コミュニケーションスキル系、心理療法系…など。時間もお金も含めて、かなりのエネルギーを注ぎ込んできたと思う。そのときどきに自分なりにはテーマがあって追究していて、プロ向けのトレーニングを受けようかと思ったものもあった。
今は、ああ、もうワークはいいや、という気分がしている。
卒業したような、ひとつ時代が終わったような。
今も、もうすこし追究したいもの・身につけたいものはあるし、余裕があれば参加してみたいなと思うものもあるが、これまでのようにはワークはなくてもいい。それよりもリアルな生活にたくさんの学ぶことがありうつくしいことがあり、こんな身近な世界でかなり充足しているような気がしている。