寛容について

ばたばたした毎日。もっと…と思うが、体力はついていかず。隙あらば寝てしまう。
試験前に本が読みたくなるような、そんなふうに本を読みたがる。
ささくれていて、実用書には手がのびない。

本棚の奥のほうでツンドクになっていた「寛容について」を取り出して、外出。
買い出しと、印刷、郵便局の夜間窓口など。その隙に少し読む。ほう。
古い本だが、私には、今が読みどきなのかもしれない。

寛容について (筑摩叢書)

寛容について (筑摩叢書)

我々は、「天使になろうとして豚になりかねない」存在であることを悟り、「狂気」なくしては生活できぬ存在であることを悟るべきかもしれません。このことは、天使にあこがれる必要はないとか、「狂気」を唯一の倫理にせよとかいう結論に達すべきものでは決してありますまい。

寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべきか?