永観堂

秋晴れ。きょうまで休みをとって、京都滞在。
「きねや」*1のおばさんから聴いて、永観堂*2へ。紅葉の名所とのこと。
まだ色づきはじめで、平日の昼間でもあるせいか、ひどい人混みはなく、かといって寂しくはないほどの訪れがある。堂内もじぶんのペースでとことこと進んだり、たちどまって木々をながめたりしていられた。11月にしては暖かすぎるくらいだが、陽ざしはやわらかくてあたたかく、風もわずかにあって、すべてがほどよくてここちよい。
 
篤い信仰もないのだけれど、お寺や、神社をおとずれるのは、やっぱり好きだ。
ただ公園にうつくしい紅葉があるよりも、寺社にととのえられた紅葉があるところが、私はしたしむ。
いわゆる見どころなどたいしてないとしても、お寺のような空間に居るのは好きだ。
 
好き嫌いでいうものではないかもしれないが、昨日今日と、私はやっぱりこういうもの(こと)はもう長いこと好きだったな、というものを見つけていたところだった。