お接待

島の港でバスを待っていると、犬の散歩ふうのおじさん(おじいさん?)が、
「あっちまで行って見たらいいのに」と桟橋の方の作品を指した。
しばらく障りのないおしゃべりをする。
 
「あげるよ」と夕焼けのデジカメプリント写真をもらった。
お礼を言ってそのこころざしをいただいた。
 
遍路で歩くと、「お接待ですから」と施しを受ける。
要りません、と断ってはいけないお作法なのだと教えられた。
功徳。
施しというものでもないけれど、一寸そんなことなど。